世界の謎と不思議に挑戦する雑誌「ムー mu」月刊5月号(№486) ●異能者の肖像【知られざる江戸時代の地理学者「長久保赤水」~『フリーメーソンが世界に広めた驚異の日本地図』】と題し、「長久保赤水」が製した各種地図と、海を越えた「改正日本輿地路程全図(赤水図)」について詳しく紹介されました。
下記をクリックすると、誌面を拡大してご覧いただけます。1.独学で日本地図を製した「長久保赤水」について。 2.どのようにして「日本地図」を製したのか? 3.赤水が晩年に製した世界地図とオランダ商館長イサーク・ティチングにより海を越えヨーロッパで活用された「赤水図」について。
※海を越えた赤水図は『6か国で44枚 確認』されているのが最新情報です。「赤水図」はロシア語表記のものも確認されているなど、調査が進むことで更に世界各国で「赤水図」の存在が明らかにされて行くと思われます。
※『Free Masonフリーメーソン』について(参考)…鎖国下の江戸時代後期、長崎の出島を訪れたオランダ人(商館長イサーク・ティチング/1772年バタビア現在のジャカルタで入会)が『フリーメーソン』を初めて日本に伝えた嚆矢(こうし)でした。日本のロッジ(会所)設立準備に関わった、初期(1950年)入会の河合弥八は静岡県掛川市出身で、戦前は宮中に仕え侍従次長や貴族院議員、戦後は参議院議員(1953年-第4代参議院議長)、文化財保護委員長などを歴任した人物です。鳩山一郎首相、一橋徳川家第12 代当主の徳川宗敬など多くの著名人が会員に名を連ねていました。奇しくも赤水の生誕と同年(1717年)英国ロンドンに創設の世界最古・最大の友愛団体は、長い歴史がありながらいまだに謎が多く、詳細は「河合弥八日記~戦後編2(及び4)」に記されています。鎖国下で唯一例外だった「オランダ商館」は、日本がヨーロッパと唯一交易や科学知識を交換するパイプ役を担っていました。