令和3年4月より中学校の社会科地図教科書に「長久保赤水の赤水図」が掲載されたことを受けて、当赤水顕彰会の佐川春久会長が茨城新聞社に寄稿。その中で次のように記しています。
「赤水図」(改正日本輿地路程全図)は、現在の折りたたみ式地図の先駆けであり、その実用性から伊能忠敬が測量時に携帯、かの吉田松陰も旅に携行したことがわかっている。
「行基図」や「石川流宣図」「赤水図」などがあって「伊能図」がある。つまり、「伊能図」は一晩でできたわけではなく、それぞれの先達の業績の上に成り立っていることを知っていただきたい。
「日本地図」製作の変遷の上で、歴史地理学上の長久保赤水の業績の位置づけと、その立ち位置をしっかり確立していただきたいと切望している。…2021.05.28 掲載◇寄稿「赤水図」教科書に初掲載(上)より…