三鷹市「星と森と絵本の家」回廊ギャラリーでは第8回(2021年)公募入賞作品の絵本原画展が行われており、長久保赤水顕彰会会員・時崎清さん(高萩市)の「佳作」作品『小わく星ナガクボ』が6月30日まで展示されます。ギャラリーは国立天文台三鷹の敷地内にありますので、ぜひお立ち寄りください。
第8回では小学生から70代までの幅広い年齢層で45作品の応募があり、最優秀賞・優秀作・佳作など7作品が入賞。同選考委員を務めた小谷奈保子さん(みたか・子どもと絵本プロジェクト連絡会代表)は、『小わく星ナガクボ』についてこのように講評の中で述べていました。
「佳作となった『小わく星ナガクボ』は、長久保赤水という伊能忠敬よりも40余年前に日本地図を作ったかたの偉業をたどりながら、小惑星ナガクボへの名づけへとつなげている科学絵本です。構図も工夫されていて、内容も濃く、完成度も高いと感じました。私は表紙の構図がとても素敵だと思いました。また、世にあまり知られていない長久保赤水というかたをこの絵本のおかげで今回知ることができ、それもうれしかったです。ただ、引用した文献資料の明記がなかったかと。」(三鷹市 星と森と絵本の家・第8回公募選考委員講評より)
🔷第8回公募入賞作品と選考委員講評
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