長久保赤水の「赤水図」を活用した「地理教育」の出張授業も市内中学校で第三回目を迎え、9月5日(月)高萩中学校で実施されました。一年生約70名は卜部勝彦教授(日本大学/日本地図学会常任委員長)の指導の下、河川の位置の特定に挑戦しました。(以下の掲載紙は9月6日読売新聞)
卜部教授が課題にした「河川」について、生徒たちは床に敷かれた5倍拡大「赤水図」(4.23×6.44 m)の上にのり、上流にある山脈や地名をヒントに河川を辿りながら周囲の地理情報を確認し、現代の地図と照らし合わせ、楽しく地図を読むことを学びました。
卜部教授が指導する「地理教育」は、日本地図学会長久保赤水図専門部会・長久保赤水顕彰会の共催で計画され、8月22日・秋山中学校/8月23日・松岡中学校/9月5日・高萩中学校/市内3校で実施されました。
江戸時代の「赤水図」には河川情報、活火山の噴煙など防災に役立つ情報が詳細に描かれています。現在も日本全国各地で大規模な自然災害が発生しており、山間地域と平地では洪水や土砂崩れなど河川災害に大きな時差が生じるため、河川流域の情報を把握し、現代の地図を日頃から読み慣れることで防災にも役立てて欲しいと願っています。
高萩中学校の様子は、ラジオの茨城放送でも9月9日(金)17時30分から約9分間放送されました。スマホやタブレットからも「radiko」(無料アプリ)で9月9日から1週間視聴可能です。
◆CONNECT | LuckyFM 茨城放送 | 2022/09/09/金 | 16:00-18:45