東京新聞連載『日本図の変遷~赤水から伊能へ』 第6回「知識人との交流 京・大坂への遊学」執筆は小野寺淳氏(放送大茨城学習センター所長)です。/2022年11月15日(火)掲載
長久保赤水が製作した日本図・世界図・中国図など多数存在します。その中でも赤水が製作した日本図「赤水図」のひとつの特色は、山川や地名など詳細な地理情報が記されている点です。
小野寺淳氏は、「当時の文献や地図を詳細に考証するとともに、多くの知識人との交流によって得た知識が加味されていた。(中略)長久保赤水が著した地図や書物に当時の知識人が序文を書き、また知識人からの多くの書簡が残されていることからも明らかである」と書いています。