【企画展】『日本の「かたち」を描くー地図・海図編纂にみる領土・海洋認識の変遷ー』
▶︎期間
2024年2月6日(火)から
4月14(日)まで
❇︎10時〜18時(開館時間)
▶︎会場 領土・主権展示館
東京都千代田区霞が関3ー8ー1
▶︎主催 領土・主権企画調整室
電話03-6257-3715
◆見どころ
伊能図が英国海図2347号の改善に寄与したことは有名ですが、そもそもの英国海図2347号が赤水図に由来することはあまり知られていません。これが今回の展示のポイントの一つです。この企画展では赤水図の紹介にあわせて、大阪大学の小林茂名誉教授や甲南大学の鳴海邦匡教授の研究をもとに、赤水図がクルーゼンシュテルンの日本地図の日本の骨格を示す図として採用されており、このクルーゼンシュテルンの日本地図が、英国海図2347号の主たる原図となっていることが紹介されています。
【江戸幕府がイギリス海軍に伊能小図を渡したのは、文久年(1861)といわれています。その半世紀以上も前の鎖国の日本から海を渡った赤水図は、日本地図の日本の骨格を示す図として採用されていたことになります。】(領土・主権展示館企画展より)
◆勝海舟が翻訳した『大日本国沿海略図』(1867年)との繋がり。
「赤水図」に由来した「英国海図2347号」は「伊能図」により改善され、勝海舟へ。地図の歴史的ロマンを感じずにはいられません。
皆さまもぜひご高覧ください!