『長久保赤水の天文学』を、ぜひ一度お読みください。 (川口和彦 編著・長久保赤水顕彰会 発行)
長久保赤水は伊能忠敬の測量図より42年も前に、日本で初めて経緯線入り日本地図『改正日本輿地路程全図』を発行しています。令和2年9月30日・長久保赤水の関係資料693点が国の重要文化財指定となり、日本地図など地図製作の偉業は知名度をあげていますが、地図製作にも取り入れた赤水の天文学についてはあまり知られていません。
川口和彦さん編著による『長久保赤水の天文学』は、天文学分野での長久保赤水の知識水準を検証し、業績の評価を試みたものです。膨大な資料を精査しわかりやすく解説していますので、ぜひご一読ください。
赤水の回転円盤早見盤は日本で初めての星座早見盤といっても過言ではない
自然科学研究機構国立天文台の渡部潤一さんは、「赤水の天文暦学に関する著作の代表は『天象管闚鈔(てんしょうかんきしょう)』で、(中略)綴じ込まれている回転円盤早見盤の仕掛けは、いわば日本で初めての星座早見盤といっても過言ではないだろう」と書かれています。(この書籍の帯原稿より)
特別付録【原寸大の赤水式星座早見盤を作ってみよう】
作り方と使い方も添えていますので、江戸時代に赤水の手で作られた道具を使い、美しい夜空を眺めてください。ホームページをご覧いただいている皆さまにも、ぜひ体験していただけるよう特別付録の画像をご案内します。ご家庭などで印刷し、ぜひ作っていただければ幸いです。(星座早見盤に工作するのは色付きの1と3ページ)
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🔶『長久保赤水の天文学』に関する詳細情報は、同ホームページ「書籍・発行物など」でご覧ください。検索もOK!