領土・主権展示館企画展「漂流者たちと日本の領土の歴史」令和4年3月8日~5月8日(内閣官房)

領土・主権展示館の企画展「漂流者たちと日本の領土の歴史~日本の島々をめぐる苦難と発見と交流の物語」

令和4年3月8日(火)~5月8日(日)まで開催されます。詳細は以下のちらし、または「領土・主権展示館」ホームページ・イベント情報よりご覧ください。

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企画展「漂流者たちと日本の領土の歴史」 | 領土・主権展示館

 

長久保赤水が著した『安南国漂流物語』『長崎行役日記』『清槎唱和集』

長久保赤水が著した『安南国漂流記』(安南国漂流物語)では、明和2年(1765)11月、磯原村の運搬船「姫宮丸」(船主・水主など6名)が銚子沖で遭難、43日間の漂流の末「安南国(ベトナム)」に漂着しています。飲食もままならない過酷な状況下で必死に生き延び、言葉が通じない異国の地で現地人の中でどうにか過ごしていました。偶然、貿易で入港していた南京船の船主の温情を受け、明和4年(1767)7月、南京船で長崎の出島に送還されました。

長久保赤水は、その年の9月に庄屋代理として総勢21名の水戸藩一行に加わり、漂流民4名の引き取りに出向いています。長崎の「唐人館」や「紅毛人館(オランダ商館)」で見た外国人の着衣や食事、風習に至るまでそれら詳細の紀行『長崎行役日記』に記しています。今回の企画展のように、漂流者が外国に漂着し、救援の手が差し伸べられる中で、外国との「接触」や「交流」が生まれています。赤水も、長崎での滞在中に唐人などと交流し、漢詩を交わしています。これらは『清槎唱和集』に記しています。

当赤水顕彰会顧問の長久保片雲(源蔵)氏の著書『長久保赤水 長崎行役日記 付安南国漂流物語・清槎唱和集』(平成6年・筑波書林出版)でも紹介されております。