江戸時代に日本地図を作成 長久保赤水の功績を学ぶ授業 高萩
https://www3.nhk.or.jp>lnews>mito>20230712
長久保赤水は江戸時代の水戸藩の儒学者で、各地の地図や資料をもとに日本地図の作成を手がけ、その地図や文書などは国の重要文化財に指定されています。
江戸時代にいまの茨城県高萩市に生まれ、日本地図を作ったことで知られる長久保赤水の功績を知ってもらおうという授業が、地元の中学校で行われました。
長久保赤水は江戸時代の水戸藩の儒学者で、各地の地図や資料をもとに日本地図の作成を手がけ、その地図や文書などは国の重要文化財に指定されています。
日本地図で有名な伊能忠敬よりも40年ほど前に、本格的な日本地図を作っていたなどとして評価されています。
11日は、市内の松岡中学校で1年生向けに赤水の功績を学んでもらう授業が行われました。
授業では、地元の研究者などで作るグループが複製した赤水の日本地図「改正日本輿地路程全図(かいせいにほん・よちろていぜんず)」が、教材として使われました。
子どもたちは地図に県庁所在地の場所に付せんで印をつけ、いまの地図と見比べ、当時、城下町や港町として発展していた都市がどう変化したのかなどを調べていました。
参加した中学1年生の男子生徒は「赤水さんの地図は川などがはっきり書いてあって、とてもわかりやすかった。これからも調べてみたいです」と話していました。
授業を行った松岡中学校の教員、塩沢健吾さんは「地元の偉人の功績を知ってもらえるよう、これからも赤水の地図を使った授業を続けていきたい」と話していました。