長久保赤水先生の功績をビデオに 長久保赤水顕彰会と日本地図学会 地図教育などで活用へ
G空間EXPO2020(期間中の11月24日から12月27日)
「講演・シンポジウム」・・・Webで公開する予定です。
全国の学校の生徒なども参加可能な「赤水図」セッションの開催を日本地図学会が企画検討中です。
お陰様で、今年の9月30日に、長久保赤水資料693点が正式に国の重要文化財に指定されました。上野公園の東京国立博物館での展示会は、誠に残念ながら実現することができませんでした。しかし、高萩市などが、すでに設置された重要文化財指定記念の「赤水図」マンホールや来年3月までの期間で「赤水の業績・高萩市の観光の映像化」、「原寸大レプリカの発行」などに、取り組んでくれています。また、内閣官房や文化庁に続いて、共同通信社が全国に向けて新聞記事と動画などを配信してくれています。さらには、日本地図学会機関誌『地図』58巻2号(2020年)の表紙を「赤水図」が飾り、付録の添付地図(「赤水図」原寸大レプリカ)の全国の日本地図学会会員への配布や佐川春久長久保赤水顕彰会会長の「添付地図解説」までも掲載していただきました。さらに、先日、日本地図学会の卜部勝彦常任委員長と太田弘企画委員長、歴史地理学会の小野寺淳会長の3人に、長久保赤水資料の学術的立場からの解説をお願いしました。その模様をビデオ撮影して、11月24日から12月27日までWeb開催されるG空間EXPO2020の「講演・シンポジウム」の中で、全国に紹介していく予定です。また、12月5日・6日に北九州市小倉のゼンリンミュージアムから配信される日本地図学会小倉地方大会(オンライン)での「赤水図」展示、さらに、来年の1月30日・31日の日本地図学会の学術的な大会では、全国の学校の生徒なども参加可能な「赤水図」セッションの開催を企画検討いただくことになりました。日本地図学会には、河川や海路、空路など、様々な地図研究者がいます。今後も様々な分野の研究者に学術的な解説をお願いしていく予定です。今回は、その第一歩を印すものです。さらに、現在、日本地図学会に長久保赤水図専門部会の設置をお願いしています。「行基図」や「石川流宣図」があり「赤水図」があって「伊能図」があります。「伊能図」が一晩でできたのではなく、先駆者の業績の上に、より高い精度の地図完成に繋がっているのです。赤水の業績を歴史地理学上にしっかりと刻んでいただきたいと思います。伊能忠敬も「赤水図」をもって測量に歩いた事が「測量日記」に書かれています。吉田松陰も「これがなくては不便」と言っていた「赤水図」。「伊能図」より42年前に完成していた「赤水図」。これより前に書かれた原図は11年前、実に「伊能図」よりも53年前の事なのです。
また、G空間EXPO2020の「地理空間情報フォーラム」にも、長久保赤水顕彰会単独の赤水先生の動画を出展、公開していく予定です。動画の内容は、「りゅうのひかり・国の重要文化財指定特別展示会・あしたの風とひとつになって」の3部構成です。いずれの動画もプロデュースを長久保赤水顕彰会理事の廣原朝代さんにお願いしました。ぜひ、皆様方のご高覧をお願い致します。
ここをクリックすると R2.11.13 読売新聞 赤水の功績をビデオに を見ることが出来ます。
赤水資料寄贈で感謝状 重文指定 高萩市 顕彰会・子孫らに
赤水図マンホール 高萩市内5箇所の歩道に設置しました。
高萩市役所交差点、高萩駅東口、松岡小学校正門、
穂積家住宅、高萩市営野球場のそれぞれの歩道に設置されました。
ここをクリックすると R2.11.14 読売新聞 赤水資料寄贈で感謝状 重文指定 高萩市 顕彰会・子孫らに をみることみることが出来ます。