◆赤水と天文学功績紹介
顕彰会刊 西洋知識地図に活用(茨城新聞/令和6年6月3日掲載)
日本で初めて経緯線の入った地図を完成させた高萩市出身の地理学者、長久保赤水(1717~1801年)の天文学者としての功績を伝えようと、長久保赤水顕彰会が『天文学史と長久保赤水』を刊行した。古代から江戸時代までの天文学史を概観した上で、赤水の立ち位置や業績を紹介。同顕彰会は「地図制作に天文学の知識を用いたことを知ってほしい」としている。
本はアマチュア天文家で同顕彰会の理事を務める川口和彦さん(70)=同市=が執筆。2022年の秋ごろから作業に取りかかり、今年3月に刊行した。
前半は天文学の誕生した経緯や世界四大文明との関わり、東アジアにおける天文学の歴史など、赤水の天文学のルーツを紹介。川口さんは「赤水は主に中国の儒学に基づく天文学を基礎としている」と指摘する。(中略)
本は3千部発行し、県内の学校や全国の図書館などに2千部超を寄贈。(掲載紙より抜粋)
▶︎販売 1冊1,100円(税込)
①市内の書店で販売
②同顕彰会へご連絡後に書籍郵送(同梱振替票や口座振込などでお支払)
▶︎お問い合わせ先
佐川春久 会長(長久保赤水顕彰会)
携帯 090-1846-6849