長久保赤水(高萩市)に注目! 江戸時代のベストセラー 日本初!経緯線入り地図作成
『ここがすごいぞ!長久保赤水』(1717〜1801年)
伊能忠敬より42年前に日本地図を製作した長久保赤水について、茨城こども新聞(茨城新聞社 2024年9月30日掲載)で特集されました。伊能忠敬の「伊能図」と「赤水図」の違いなど、わかりやすく紹介されています。
長久保赤水は江戸時代、初めて経緯線の入った日本地図「改正日本輿地路程全図」(通称「赤水図」)を完成させました。赤水図は国外にも渡ります。
日本の詳しい情報がない当時、実用的な地図として国外に持ち出されました。世界6カ国の図書館や博物館などで計44枚の「赤水図」が保管されています。
赤水図を含む関係資料693点は2020年、国の重要文化財に指定されました。
【赤水図】
・経緯線、緯度の数値入り
・多くの情報を収集、編集
・庶民向けに出版
・地名、山や河川の名前などの地理情報が豊富
・利便性を重視、折りたたんで持ち運び可能
【伊能図】
・全国を歩き測量した科学的な地図
・沿岸部の地形情報が正確
・国家機密で明治になるまで世間に出回らなかった
・山地は緑色、河川は水色などを使い着色