長久保赤水関係資料(ながくぼせきすいかんけいしりょう)693点が
国の重要文化財指定決定!!
今回、答申を受けた文化財の一部は、4月21日(火)から5月10日(日)まで、
東京国立博物館本館(東京都台東区上野公園13-9)で、特集「令和2年新指定国宝・
重要文化財」展で公開されます。
長久保赤水(ながくぼせきすい:1717~1801)は、水戸藩の学者で、晩年に水戸徳川家6代治保(はるもり)の侍講(じこう)をつとめ、『大日本史』地理志を執筆したほか、日本図、中国図、世界図の出版を行った。とくに『改正日本輿地路程全図』(かいせいにほんよちろていぜんず)=通称『赤水図』(せきすいず)は、当時において格段に正確な地形と、豊富な地名・路程を記載した地図で、赤水没後にも版を重ね、江戸時代中後期において最も社会に普及した日本地図として著名である。
本資料群は長久保赤水の子孫にあたる複数の家に伝来した赤水手沢の一括資料で、地図・絵図類84点、文書・記録類279点、典籍類274点、書画・器物類56点から構成される。赤水の学問の内容、交友関係、生涯の事績を考えるうえで最もまとまった資料群で、江戸時代中後期の文化史、地図史等の研究上に学術価値が高い。(江戸時代)
【改製日本分里図】(改正日本輿地路程全図の原図)
【所有者】高萩市(茨城県高萩市本町1‐100‐1)高萩市歴史民俗資料館保管
文化庁 令和2年3月19日 報道発表
文化審議会答申~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定及び
登録有形文化財(美術工芸品)の登録について~ をご参照ください。
20200327読売新聞、ここをクリックすると、読売新聞の記事を見ることが出来ます。
令和2年3月20日茨城新聞第1面(左)27面(右)
2.3.20 長久保赤水資料 国指定重要文化財へ答申。ここをクリックすると茨城新聞の第1面と27面が見れます。